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島根県の上田様 UMU-191M Mk3を購入されて。

このスピーカーは発売当初から知っていてとても興味がありましたが、販売店に置いていないので聞くチャンスもなく、そうこうしているうちにMk2になり、Mk3になってしまいました。

ホームページのYOU TUBEや購入者の声を見ているばかりでは仕方ないので、思い立って、2024年9月に富山・岐阜にバイクツーリングに行った帰りに、購入者の声に載っていた京都府木津川市の「MAHOU COFFEE」様に立ち寄り、やっと実物を聞くことができました。その後10月になって「MAHOU COFFEE」様と同様の艶消しブラウンを発注しました。「MAHOU COFFEE」様には貴重な機会をいただき大変感謝しております。

特注カラーのため、納期は当初2か月とお聞きしていましたが、やっと最近市場に評判が浸透してきたようで、正月休みを挟んで113日かかりました。
やっと届いたUMU-191M Mk3は一聴してメリハリのある音で「Jazz Audio Fan’s Only」と謳われている理由が理解できました。写真でいうと隅々までピントの合った、曖昧さのないビシッとした画像のような音だと思います。

 

ジャズ専門レーベルのVenus Recordsから数枚聞いてみたところ、シンバルの切れ・ベースのうねり・ピアノの煌びやかさ・サックスの息遣い等が今までのどのスピーカーより実態感がありました。色々なCDを聞くたびに「あれっ こんな音が入っていたのか」と毎回新たな発見があります。しかし、CDによってはちょっと不自然に聞こえるものもありますが、今後のエイジングでこなれていくのではないかと思っています。このスピーカーはどちらかというととても個性の強い音がしますので、この音が好きな人は間違いなくハマってしまうと思います(笑)

女性ボーカルも聞いてみました。よく聞くノラ・ジョーンズやダイアナ・クラールは息遣いや声出しの瞬間のゾクゾクするようなリアリティーがあり、歌っている姿が感じられます。

また、試しにクラシックのヒラリー・ハーンのバイオリンを聞いてみましたが、私には全く気になることはなく、楽しく聞くことができました。 さらに、ちょっと古い録音の「Take Five」も古さを感じることなく、録音が新しくなったように新鮮で楽しく感じます。

このスピーカーは「Jazz Fan’s Only」ではなく広くオーディオファンに聞いてもらいたいと思います。また、私の試聴環境では夜に音を絞って聞いていても、思ったほど音が痩せることなく聞くことが出来たことも報告しておきます。

オーディオは中学生の頃からの趣味ですが、この歳(65歳)になってもワクワクするような気持ちが味わえ、同じく学生時代から続いているバイクや、ここ十数年に始めた写真とともに、いつまでもこの気持ちを持ち続けたいと思っています。

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