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S君がうらやましい。

今、私にLPレコードを貸してくれている友人のS君は高校を卒業して社会人になってから急に独学で英語の勉強をはじめました。今ではネイティブな英語を取得しています。
高校時代はそんなに英語には興味が無かったはずなのに、何で急に英語に興味が湧いたのか?と後に彼に尋ねたら、好きな洋楽を聴いていて、その歌詞を理解できればもっと深く楽しめると思ったからだと教えてくれました。

世界的にヒットした名曲を聴いていても、私を含め多くの人は、その歌詞の意味を知らずに聴いていることが多い。私事ですが、例えばミルマスカラスの入場曲「スカイハイ」。その空を飛ぶような雄大な曲が失恋の歌とは全く思わなかったし、「ダニーボーイ」は恋人を歌った曲ではなく、戦地にいる息子を思いやる反戦歌の様にも歌われている曲とは知らなかった。ほとんどの人が歌詞の魅力も解らずに、こうした曲の歌詞に込められた意味を理解せずに、ただ「良い曲だな」と思って聴いていることがほとんどだと思います。

翻訳された日本語の歌詞を見ながら聴いても、サビの部分と歌詞が重ならず、本来の曲の感動は感じないはず。その点、日本の曲を聴いているのと同じように英語の曲でも歌詞で感動を感じる、という彼が羨ましく思います。

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