音道に丸みを付けてみたら。
弊社の積層式バックロードホーンは、その音道がサクソフォンのようにエキスポネンシャルホーンのカーブを描いているのが特徴です。しかしながら、そのトンネル断面の4隅は直角であり、管楽器のように音道を円筒形にすればベストと思いますが、それは製作不可能だろうと思っていました。
しかし、「その4隅に小さなRを付けるだけでも音は変わるのでは?」というアイデアが社内から出されました。私は正直なところ、そんなに小さなRでは何の変化ももたらさないだろうと考えていましたが、ダメもとで試作品を作ってみました。
積層する両端2枚の板をR状に削って角丸状の音道が完成しました。開口部だけではなく、スロートから開口部までずっと角丸状の音道が続きます。
果たしてこれで音に違いが出るだろうか?(次回に続く)