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新型「ティラミス・ハーモニーボード」再発売に向けて。

「ティラミス・ハーモニーボード」試聴の結果、アナログレコードの再生音は振動による影響がいかに大きいかという事が改めて良くわかりました。

試聴時はプレーヤーとスピーカーは単独のスタンドに置いて、しかも試聴室の床はコンクリートなので床からの振動も伝わらなく、よく言われるハウリングの影響がないはずなのですが、この最良セッティングの状態でも「ティラミス・ハーモニーボード」の使用で全く音のクリアさが違いました。

試聴した機種は重さ20KgのMICRO AP-M2。
空気、ゴム、バネによるハイブリッド防振の脚を持つ優れモノなのだが・・・

例えば、テレサテンの「娘心」はグロッケン(鉄琴)の演奏で始まりますが、通常の状態ではその打撃音がソフトで芯のない音になります。しかし、「ティラミス」をアナログプレーヤーの下に敷くと、打撃音に芯が出て、金属音が美しく響きます。さらに、拡がり過ぎのテレサテンの声の、その輪郭が口元に濃い目に集中します。すると歌い手の気持ち、歌詞の内容が心に伝わってきます。
ビルエバンスの試聴ではピアノの粒立ちがはっきりし、ウッドベースも緩んだ弦を巻締めたように強く弾けます。
しかし、セッティングのしやすさなど、まだ改良点がいくつかありますので、もう少し試作を続けます。

 

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