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スピーカー廃盤、メーカー廃業で苦労。

数年前からスピーカーに使用する部品の廃盤が相次いで困っています。

スピーカーユニットの廃盤はもう慣れっこになっていますが、細かい部品ではファストン端子やスピーカーターミナル、長年使っていたスピーカーコードも入手できなくなり、その都度他のメーカー品や他の問屋で代替品を探して何とか凌いでいます。

弊社HPで販売していた音響用塗料、SSCスーパーサウンドコーティングも数年前に製造会社の廃業で入手できなくなり、急遽他の塗料メーカーに製造を依頼して、どうにか廃盤を免れました。ただしこの塗料、仕入れ価格が数倍に跳ね上がり、塗りにくい2液性になったこともあり一般販売できなくなりました。現在はUMU-131XSや高音質サウンドバーに塗る社内用として使っています。

しかし、廃盤は悪い事ばかりではありません。代替品にしたお陰で音質が向上する場合もあります。この新しいSSC塗料も旧製品より性能が良く、これを塗ったUMU-131XSなどは明らかに以前より音圧が高くなり、音の拡がり感も凄いことになっています。

長年、内部配線に使っていたスピーカーコードも廃盤になり、それと同等品の他メーカー品に変えたら楽器の微かな音色が良く聴きとれ、ボーカルストの口の動き、息遣いが解かるくらいにリアルに再生してくれます。
長ネジタイプの特殊なスピーカーターミナルもいよいよ入手しづらくなっており、今使っている製品もいつ廃盤になるか、綱渡り状態です。

ここ燕三条が得意の金属製品なので、最終的には地元で作ることにします。

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