可愛い見学者。
地元の小学校3年生の授業で「たからのまち 三条」というテーマで子供たちにものづくりを学ぶ事を通じて、三条のものづくりへの誇りを感じ取り、三条市への愛着を持ってほしいとの願いで、毎年 市内数か所の事業所に工場見学を依頼されます。
昨年に引き続き当社にも依頼されたので快くお引き受けしました。
早朝、大型バスに乗って15人ほどの生徒が見学に訪れました。
「明日、スピーカーの会社が見られると、うちの孫が大変楽しみにしていますよ」と数人の知人から連絡を受けていましたが、皆さん本当に楽しそうな笑顔で見学してくれました。
まず、PC画面でスピーカーの構造、音の出る仕組みなどを説明。
NCルーターにみんな興味深々。機械に近づきすげて先生から注意が。
UMU-191M の接着行程の見学。「ボンドはあとで剥がれないのですか?」などの質問が。
試聴室ではリクエスト曲をスマホで検索してブルートゥースで送って再生。
アニメソングらしいのですが私達には解らない曲ばかり。でも生徒たちはノリノリ。「僕の曲を先に!」「今度は〇〇を鳴らして!」
一緒に歌ったり、踊っている子もいて試聴室は大騒ぎ!
最後に生徒一人ひとりから質問が。
「一番高いスピーカーの価格はいくらですか?」
「音が一番聞こえやすいスピーカーはどれですか?」
「今まで作った中で一番大変だったものは何ですか?」
「作る時に気を付けていることは何ですか?」
「どうしても木材が材料として使っているのですか?」
「作る時に気を付けていることは何ですか?」
「スピーカー作りで工夫していることは何ですか?」
「お仕事をしているときのやりがいは何ですか?」
などと、多くの質問をお受けしましたが、専門用語を使わないで、子どもにも解り易く説明をするのは意外と難しく、また「なぜ木を使っているのか?」など、今まで当たり前と思って考えたこともない質問の答えを考えることでこちらも勉強になりました。
1時間ほどの授業でしたが、賑やかな生徒たちが帰った後はシーンと静かで寂しい気分になりました。